第15回長時間透析研究会開催の御礼

 

 30年に一度の巨大台風の中、10月12日土曜日の研究会は開催できませんでしたが、翌13日日曜日には台風一過で晴天となり【つくば国際会議場】で大会を開催できましたことを御礼申し上げます。沢山の励ましのメールを頂き、大変に恐縮しております。当院のスタッフを除けば90余名の参加でありましたが、参加した下さった会員、演者、スタッフの皆々様には感謝してもしきれません。また、都内交通が復旧後に駆け付けてくださいました会員の皆様にも大変深謝しております。当学会参加者に台風災害・河川反乱による人的事故なく開催できてなによりと考えております。

 今回は長時間透析を行うことにより合併症で命をおとされることなく、順調に齢を重ねた患者様が老化、フレイル、認知症で杖歩行、車椅子移動、抑制や鎮静が必要となった場合などの各長時間施設の対策の討論とフレイルに対する運動量の実践、ADLの数量的評価方法、非透析日の運動習慣の獲得とその継続方法のノウハウを入れ込み、テーマとして『患者さまの状態にあった長時間透析とは何か』を検討する会にすべく粉骨砕身努力して参りました。各討論は縮小されましたが、各々の施設で透析中の運動療法の努力はなされており、各年齢、状態により透析時間の検討などがなされていることがわかりました。非透析日の運動習慣の獲得とその継続方法はやはりなかなか困難であり今後の課題が大きいと思われます。

 プログラムにも記載させて頂きましたが、2019年4月より厳しく実施されるようになった『医療品医薬品の販売情報提供活動に関するガイドラインについて』により、自主製品薬剤の内容でないと製薬会社がスポンサーとなれないような状況になり、またなったとしても演者の発表内容に一部介入することも懸念され、薬剤の関与しない医師主導での研究会は開催が難しくなりつつあります。特に長時間透析研究会は十分な透析により薬剤は概ね減少傾向にあり(ただし、予後が良いため少量をより長期間使用することはあります)このような制度の下、開催自体が危ぶまれることもあるかもしれません。今後の研究会活動に暗雲が垂れこまないように切に願います。

 最後に開催にご協力頂いた関係各部署に真に御礼申し上げます。


                                              第15回 長時間透析研究会 大会長 小林 弘明